商都・米子の夏を熱く盛り上げる「第51回米子がいな祭」(同祭振興会主催、新日本海新聞社特別後援)が17日、鳥取県米子市で開幕した。夜には、祭りの呼び物「米子がいな万灯」が登場。稲穂のようなちょうちんの光が、JR米子駅前通りにずらりと並んだ。担ぎ手たちが繰り出す妙技に、会場は盛り上がった。
テーマは「高鳴る鼓動、君が主役の熱い夏」。開幕式典で同祭振興会長の伊木隆司米子市長は「大成功を収めた50回の節目から新たな歴史を積み重ねるのが今年の祭り。2日間盛り上がっていきましょう」と呼びかけ、橋尾希明企画実行本部長が開会を宣言した。
万灯パレードには子ども万灯3基、中高生万灯2基、がいな万灯とおんな万灯30基の計35基が登場。担ぎ手が継ぎ竹を何本も重ねて高く伸ばした万灯を、手のひらや腰、額などに乗せて華麗に演技。大技を次々と繰り出し観客を沸かせた。
名物の「米子がいな太鼓」は50周年の節目を迎え、駅前特設ステージで記念公演を開催。金山博真保存会長は「半世紀の歴史を紡いできた歴代のメンバーに感謝し、気持ち新たに活動を続けたい」と話した。
18日は「こどもプール&キッズテニス」など多彩な催しが予定され、米子港と湊山公園での花火大会と初のドローンショーで締めくくる。