鳥取砂丘西側で誘致進めるホテル 最新のイメージ図公開

 鳥取市が鳥取砂丘西側で誘致を進めるリゾートホテルの客室数の変更などに伴う最新のイメージ図が、12日に公開された。同日の定例会見で深沢義彦市長が、現在の状況についても発表し、基本協定で定めた2025年1月1日の開業は「厳しい状況」という見通しを改めて示した。建築資材の高騰による事業費の増加などの影響でブランド側との協議が遅れているのが原因。

 ホテルは敷地面積1万8263平方メートル。鉄骨造りの地上3階・地下1階建てで、延べ床面積は1万4328平方メートル。客室数は当初の150室から116室(北棟60室、南棟56室)に変更されたが、1室あたりの面積が広くなっている。

 ホテルブランドの協議は続いているが、最終候補のブランドから関心表明書が提出されており、事業者とブランド側で基本合意書の締結に向けた最終調整に入っているという。

 市によると、土地代金の納付と所有権の移転は既に終わっており、3月には事業者側が、特定目的会社「合同鳥取砂丘リゾート開発」を設立している。

 ホテルの工期は22カ月が想定されており、基本協定で定めた25年1月1日の開業は厳しいとみられる。深澤市長は、「ブランド側との交渉は大詰め」と進展を強調した上で、「(25年4月に開幕予定の)大阪・関西万博に間に合う時期に開業できるよう期待したい」とした。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事