環境保護へ理解深める 日野高生 河川生き物観察会 オオサンショウウオ間近で

 日野川に生息する国の特別天然記念物オオサンショウウオや河川の生き物を観察する学習会が、江府町内の日野川支流で開かれた。水について学ぶ選択科目「アクア」を履修する日野高(日野町根雨)の2年生3人が参加し、オオサンショウウオの生態や日野川の自然環境保護への理解を深めた。

 

 希少生物の観察や調査を通じて、日野川流域の豊かな自然環境を次世代に引き継ごうと「日野川の源流と流域を守る会」(松村順史会長)が日野高生を対象に毎年開いている。

 生徒らは、川に入りサワガニやカジカなどを採取。NPO法人日本ハンザキ研究所の岡田純理事長からオオサンショウウオの生態について説明を受け、調査目的で捕獲した全長62センチ、重さ1・23キロの雌のオオサンショウウオを間近で観察した。

 武田理玖さん(16)は「天然記念物を生で見るすごい体験ができた」と満足した様子。岡田理事長は「川に入って生き物を探す楽しい経験が、地元の川を大事にしていこうという思いにつながれば」と期待した。

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