小さい頃から政治学んだ 元外相 田中真紀子氏

断ち切れぬ地元との癒着 「さまよう民主主義」(9)世襲を考える

  •  インタビューに答える田中真紀子元外相
  •  ソ連、欧州訪問を前に羽田空港で見送りを受ける田中角栄首相と真紀子氏(上)、同じく世襲の小泉純一郎首相の下、真紀子氏が外相として入閣した第1次小泉内閣の陣容(右下)、角栄氏の後援組織「越山会」の婦人部定期大会の様子(左下)のコラージュ(肩書、国名は当時)
  •  「世襲は選挙に強いんですよ。だから、例えば親の選挙区が広島だったら、息子は北海道から出るなどすればいいと思いますね」と語る田中真紀子元外相
  •  「私は本当の政治家になりたかったから、お金を地元のボスたちに配ることをしませんでした。エンドレスですから」と話す田中真紀子元外相
  •  

 日本の国会には世襲議員が多い。政界の新陳代謝を妨げ地元の既得権益層とつながることで、社会の停滞や政治不信を招いているとして、とかく「古い政治」の象徴とみなされる。元首相を父に持つ田中真紀子氏が「世襲...

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