塩見さん(米子)名人奪還 県アマ将棋 本池さんに勝利

 第52期鳥取県アマ将棋名人戦(日本将棋連盟鳥取支部、新日本海新聞社主催)が6日、鳥取市富安2丁目の日本海新聞ビル5階ホールで開かれた。第51期名人の橋崎卓万さんが県外転出により名人位を返上したため、優勝者が即名人となる今大会。対戦の結果、第43期名人で米子市東福原8丁目の会社員、塩見晴義さん(32)が優勝し、9年ぶり2度目の名人に輝いた。

 小学生から一般まで24人が出場した。決勝は、ベスト8シードとなる前年度3番勝負敗者の塩見さんと本池達也さん(31)=同市西福原7丁目=による対戦。序盤は相居飛車(あいいびしゃ)の戦いで難しい将棋だったが、本池さんが攻め急いで塩見さんが優勢になり、そのまま塩見さんが押し切った。3番勝負なしで名人が決まるのは第2期以来(第3期から挑戦制採用)の半世紀ぶり。

 塩見さんは、名人奪還を目指し、2カ月前から東京などの大会に参加し腕を磨いてきた。「小学生の頃から何百回指したか分からない相手。どんな形になっても思い切り攻めようと思っていた。絶対勝つという目標が達成できてうれしい。歴代名人の実力に追いつくよう練習を重ねていきたい」と話した。

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