観閲行進や空包射撃 陸自米子で創設74年記念行事 隊員有志の万灯披露も

 

 米子市両三柳の陸上自衛隊米子駐屯地で6日、創設74周年記念行事があった。一般開放された駐屯地内に多くの市民が来場し、訓練展示や音楽演奏など各種プログラムを見学した。

 記念式典には、第8普通科連隊を中心に隊員約250人と装備車両約50台が参加。登壇した阿部正昭連隊長兼駐屯地司令は、能登地方の大規模自然災害などに触れ「米子駐屯地はいつ、いかなる任務にも対応できるように日々錬成に励んでいる。隊員は地域の皆さまの期待に応え、安心感を与えられるよう頑張ってもらいたい」と訓示した。

 観閲行進・飛行に続く訓練展示では、第13偵察戦闘大隊(出雲市)所属の16式機動戦闘車が米子駐屯地の記念行事に初参加。戦闘状況の一端を再現した空包射撃が注目を集めた。

 このほか駐屯地内では隊員有志が伝統の陸自万灯の妙技や太鼓演奏を披露。装備車両(高機動車)の試乗もあり、終日にぎわった。

 同駐屯地は1950年、かつて米子飛行場にあった旧逓信省米子航空機乗員養成所跡地に創設された。

(佐々木誠)

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