ステージやライブペイントなど多彩な催し 倉吉で「福高祭」

 鳥取中部地震からの復興を地域の飛躍につなげる「福高祭(ふっこうさい)」が20日、倉吉市明治町の打吹回廊で開かれた。「アートで福高」をテーマに、地元アーティストによるステージやライブペイントなど多彩な催しが繰り広げられ、フィナーレでは全員が風船を空に放って倉吉の〝福高〟を願った。

 

 お笑いタレントで画家としても活動する南海キャンディーズしずちゃんのトークショーでは、コロナ禍に描いた作品を披露。「希望に満ちた世界を描いたつもりだけど、(相方の)山ちゃんに『心の闇が出てるね』と言われた」というエピソードを紹介し、笑いを誘った。平井伸治知事は来年3月の県立美術館開館にちなみ〝アートリ県〟を掲げ、「絵の講義や実演で鳥取に来てほしい」とラブコールを送った。

 鳥取市在住のイラストレーター伊吹春香さんと、湯梨浜町在住の高校生アーティストSAWAさんによるライブペイントもあり、伊吹さんは倉吉市の観光名所「白壁土蔵群」や梨あめ、SAWAさんは打吹天女と伯桜鵬をイメージした作品を手がけた。倉吉市在住で車椅子のサウンドクリエーター井谷優太さんのステージもあり、オリジナル曲などが披露された。

 路上にチョークでお絵描きをする「路上らくがきアート」や「積みパネ建築」のワークショップなどは家族連れらでにぎわい、同時開催の「倉吉やきとりフェス」には長蛇の列ができていた。

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