尾竹三兄弟の日本画アナキズム 泉屋博古館東京 12月15日まで

  •  尾竹竹坡《大漁図(漁に行け)》(部分) 1920(大正9)年 個人蔵
  •  尾竹国観《絵踏》 1908(明治41)年 泉屋博古館東京

 【破天荒な人物像】

 新潟県に生まれ、明治から昭和初期にかけて「展覧会芸術の申し子」として名をはせた兄弟の作品を集めた特別展「オタケ・インパクト 越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム」が泉屋博古館東京(東京都港区)で開催されている。12月15日まで。

 竹坡を筆頭に、兄弟は時に奇抜な色使いや構図を用いた実験的な制作を試みたり物議を醸す言動をしたりしたという。破天荒な生き方を貫いた3人は毀誉褒貶にさらされ、次第に日本画史の語りからこぼれ落ちていった。

 展示では、兄弟3人それぞれの重要作品や新出作品、住友家当主との交流などの参考資料から、画業を中心に足跡や人物像にも迫る。

 問い合わせはハローダイヤル、050(5541)8600。

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