#恋山形駅舎投稿でプレゼント SNS騒ぎ逆手にPR

 12月3日に開業30周年を迎える第三セクター鉄道の智頭急行(智頭町智頭)と鳥取県は、鮮やかなピンク色に塗装した「恋山形駅」(同町大内)を“恋がかなう駅”としてPRし、利用促進を図る応援プロジェクトを実施している。同駅を巡る交流サイト(SNS)での炎上騒ぎを逆手にとってキャンペーンを展開し、SNSで広く魅力を発信する。11月4日まで。

 キャンペーンでは「#(ハッシュタグ)恋山形駅」を付けて駅の写真と応援メッセージをSNSに投稿してもらう。投稿画面を同社の智頭、大原、上郡駅のいずれかで駅員に見せると、恋山形駅のキーホルダーがプレゼントされる。

 同駅を巡っては9月下旬、ラッパーの呂布カルマさんがSNSに「気持ちわりぃ…」と書き込み、賛否両論を呼んで話題になった。

 一方、騒動をきっかけに同駅には県内外から多くの人が訪れており、京都市の大学生、笹尾明里さん(21)は「実際に見ると周囲の山との対比がきれいな色合いで、地域の盛り上げが伝わる。応援していきたい」と同駅の印象を語った。

 同社の坂本克之総務部長(59)は「これまでも多くの方に来ていただいたが、節目の年でもあるので再度足を運んでもらえれば」と呼びかけている。(三野夏美)

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