日本海NEWSダイブ シカの生息域急拡大 農作物の被害絶えず 増え続ける個体数 ハンターの養成急務

  • ジャーキー用にシカのもも肉の端を1枚ずつ包丁で切り取っている=若桜町若桜のわかさ29工房

 鳥取県でもイノシシやシカによる農作物被害が絶えない。特に近年、生息域を急拡大しているのがシカ。県内の自治体はジビエ(野生鳥獣肉)活用の振興や奨励金のかさ上げ、ハンター養成などに取り組んでいるが、適正な個体数にまで減らすには狩猟者の数がまだ足りていないのが実情だ。

 鳥取県内でシカによる農作物被害が増え始めたのは20年ほど前から。八頭郡内の集落の周辺で頻繁に目撃されるようになり、それまではイノシシが多かった八頭郡内の山の中の勢力図を徐々に塗り替えた。

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