願い込め火渡り 三徳山三仏寺で炎の祭典

 三朝町三徳の古寺、三徳山三仏寺(米田良中住職)で27日、秋の大祭「炎の祭典」が営まれた。県内外から約800人の参拝者が訪れ、火の上をはだしで歩く火渡り神事に臨んだ。

 自然の恵みと炎に感謝する同寺の恒例行事。願いごとを書いた護摩木を火の中に入れると願いがかなうという採灯護摩大法要や大願成就、厄よけに御利益があるとされる火渡り神事など古くからの修験道の儀礼を行った。

 火渡り神事では、鉢巻きを巻いた善男善女が厳しい表情を浮かべ、燃え続ける木の上をはだしで歩いた。兵庫県姫路市の会社員、浅見恵子さん(37)は「家内安全などを祈願した。火渡りは怖くて足がすくんだけど、無事に終わって良かった」と笑顔を見せた。

 米田住職は「震災などからの復興を念じ、世界平和を祈った」と話した。

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