紙を守る人たち 震災から学ぶ(1) 石巻日日新聞社、近江弘一社長編〈上〉

号数つないだ壁新聞 「地域に必要なもの」を出す

  • 石巻日日新聞社長室で会談した近江社長(右)と吉岡社長。後ろの壁に貼られているのが東日本大震災時に避難所に貼り出された壁新聞

 日本海新聞は1975年6月から76年4月末まで休刊した歴史がある。多くの県民の皆さまの支援を受けて復刊を果たし、地域に根を張ってきたが、近年のネット社会の急速な拡大は新聞社の在り方を切実に問うてきている。新聞発行の原点を再確認しようと10月中旬、紙のまち宮城県石巻市を訪ねた。東日本大震災の発災時も紙を守り、事業をつないできた企業がある。石巻日日(ひび)新聞社の近江弘一社長、日本製紙石巻工場の山本一泰工場長の2人に話を聞いた。

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