鳥取市河原町山手の可燃物処理施設「リンピアいなば」の見学が、想定以上の人気を集めている。2023年4月の本格稼働から24年10月末までで4698人の見学者を受け入れた。内部構造が見える見学者通路や環境啓発のためのゲームなど多彩な設備が人気で、公民館や老人会の生涯学習のほか、小学校などの社会科見学先として選ばれている。
同施設は焼却炉2基を備え、1日最大240トン、年間約5万8千トンのごみを処理できる。蒸気タービン発電機もあり、焼却時の熱を活用して1日当たり最大16万8千キロワットの発電が可能。23年度は施設内の全電力を賄い、余剰分を売電した収入は約2億円となった。