鳥取藩主・池田光政の時代に造られたとされる興禅寺(鳥取市栗谷町)の庭園で28日~12月1日、紅葉のライトアップが5年ぶりに行われる。27日には一足早く点灯し、美しい夜の紅葉が関係者に公開された。
同庭園は鳥取県の名勝で、冷え込みとともに赤や黄に色づいたモミジやアベマキなどが池の水面に幻想的に映る。紅葉のライトアップは庭園の改修工事に伴い2019年を最後に休止していた。
改修工事では築山を盛り直したり、橋を新しいものに替えたり、池の護岸の石を組み直したりと全体的に手を入れた。
玉野稜幸住職(44)は「新しくなった庭園や、ライトアップによる奥行きの演出、モミジのコントラストを楽しんでほしい」と勧める。
点灯は午後5時~同8時半で、拝観料は400円(小学生以下半額)。スイレンの葉で作った茶と菓子が付く。