「川柳が健康の支え」 茗人賞、中井さんら表彰

 本紙日本海柳壇の年間優秀作品に贈る「第48回茗人(みょうじん)賞」(新日本海新聞社主催)の表彰式が7日、鳥取市富安2丁目の新日本海新聞社で開かれた。最高賞の茗人賞に輝いた中井孝子さん(91)=倉吉市中河原=や、児童・生徒の部大賞の谷本杏さん(12)=羽合小6年=ら受賞者9人が出席し喜びを新たにした。

 井上昌之編集制作局長が「川柳は人や社会を映す鏡であり、今年も世相を切り取る、感じ取ったことをぶつける面白い作品が多く集まった」とたたえ、受賞者に賞状と盾を手渡した。

 受賞者を代表して中井さんが「病気一つせずに健康で暮らせてこれたのも川柳という支えがあったからこそ」と謝辞を述べ、4年ぶり2度目の大賞受賞となった谷本さんは「もう受賞できないと思っていたので1回目より今回のほうがうれしい」と喜びを語った。

 講評では、選者の鈴木公弘さんが「日本海柳壇を代表する川柳と認められたわけで、自信をもって続けてほしい」と激励。牧野芳光さんは「これを励みに元気で川柳を続けられるよう願っている」、伊塚美枝子さんは「喜怒哀楽を17文字で表す素晴らしいこの文芸を皆さんの力でより広めていただきたい」と期待を込めた。(北野保司)

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