価格転嫁に必要な知識や考え方を学ぶ「価格交渉講習会」(新日本海新聞社主催、鳥取県商工会連合会共催)が11日、鳥取市富安2丁目の日本海新聞ビル5階ホールで開かれた。
県内の各事業所などから集まった参加者が、中小企業診断士の池田安弘氏の講演を聴いた。
池田氏は、価格交渉を巡る動向を踏まえ、的確な情報収集の必要性や交渉の手順・基本パターンなどを説明した。コスト上昇を価格に転嫁する「防衛的値上げ」ではなく、利益全体を上げていくために、自社が提供する価値を高め、適切な対価を請求する「価値提案型値上げ」への転換を助言。「サプライチェーンの中で自社の担う役割をいかに広げていくかが重要だ」などと述べた。
次回は来年1月21日の午前10時半から倉吉市の日本海新聞中部本社ホールで開催予定。