伯耆町添谷神社(三須たづる宮司)で、新嘗祭(にいなめさい)が開かれ、平和な世の中を祈願する「浦安の舞」が地域の女児により奉納された。
同神社では毎年、新米の収穫と農作物の恵みに感謝して新嘗祭が開催されているが、「浦安の舞」が奉納されるのは、今回が初めてとなる。
奉納した小学4年から中学2年までの5人の舞姫たちは、8月から熱心に練習を重ねてきた。鈴や扇を手に雅楽の調べに合わせて厳かに舞い、拝殿で奉納した後、神社に集まった氏子や地域住民に優雅な舞を再度披露した。
三須宮司は「地域の子どもが減り、若い人も減って祭りが寂しくなりつつある中、地域以外の子どもも参加して舞を習得し披露でき、集落に明るい活気を添えられたと思います」と話した。