大山町御来屋の名和公民館に勤務する遠藤要さんが、町内の海岸を中心に釣り上げたさまざまな魚の魚拓を展示した「超カラー魚拓展」が、同公民館で開かれている。22日まで。
展示されているのは、スマートフォンやデジタルカメラで撮った魚の写真を原寸大に拡大してカラー印刷する「デジタルカラー魚拓」。魚に墨を付け紙に写す元来の魚拓と比べ、正確なサイズで色鮮やかに印刷され、多くの釣り人に支持されているという。
同町の木料海岸で釣り上げた88センチのマダイをはじめ、ヒラメやマゴチ、スズキなど、どれも驚くほど大きな魚拓が並んでいる。
「弓ケ浜で73センチのヒラメを釣った時は、周りでキス釣りをしていた人たちがその大きさに驚いて、カメラを向けられ撮影会が始まりました」と楽しい体験談を語る遠藤さん。魚拓の他にも「タイのタイ」と呼ばれる縁起の良いマダイの骨や、ヒラメの鋭利な歯のついた顎の骨なども展示し、遠藤さんの釣りにまつわるエピソードや、生育具合によって変わる魚(出世魚)の名前などもパネルで展示されている。
遠藤さんは「今回の展示会が地元の海に触れる機会になれば。海を汚さない、ごみを持ち帰るなど、故郷の海の環境保全につながればうれしいです」と話した。