鳥取短期大生活学科食物栄養専攻の1年生が19日、同短期大付属こども園で食育授業を行い、園児に栄養豊富な野菜を食べることの大切さを伝えた。
子どもに食への関心を高めてもらい、栄養士の資格取得に必要なスキルを学生に身に付けてもらうことを目的に実施。3、4歳児65人が参加した。
学生たちは絵本「はらぺこあおむし」の読み聞かせを披露した後、同短大プロジェクトチームが制作した「フードバースマップ」を使い、田畑や海、山などの自然環境と食材を結び付けて分類。野菜を食べると病気になりにくいことや体の成長につながることを説明し、園児に「魚や肉と一緒に野菜も食べてください」と呼びかけた。
山本小陽ちゃん(4)は「野菜の話が楽しかった」と笑顔。砂川颯杏(そあん)さん(19)は「身近な絵本を使い、栄養の大切さを指導することができた」と自信をのぞかせた。