米子高専の2年生1クラスが、ソフトウエア開発などを手がける「リコーITソリューションズ」鳥取事業所(鳥取市千代水1丁目)を訪れた。同社が日頃行う機器の保守業務やシステム構築などについて学び、仕事への理解を深めた。
地元企業と地域社会や産業とのつながりを学ぶことを目的とした同校の地域学の一環。生徒らは同社が手がける事業の一つMFP機(プリンタ複合機)の保守機保管フロアや、社員が働くオフィス内を見学した。
事業説明では、大手飲料メーカーが作成したシステムを基に、同校の卒業生が手がけたコイン払い出し装置について紹介。2人以上で専用のカードをタッチすると自動販売機で利用できるコインが入手できるもので、県内にオリジナルのシステムが導入できないことから独自に開発し、同社内のみに設置している。
同社の門村奈津子さんは「今回の経験を今後の企業研究に生かしてもらいたい」と話した。