昨年度から三朝町と連携して観光マップ作りに取り組む鳥取短期大(倉吉市)の学生が、マップの拡充に向けて同町の三朝温泉街でフィールドワークを実施した。学生らは掲載するスポットを歩いて巡り、詳細情報や写真を集めた。
マップ作りは、情報・経営専攻の1年生が地域や行政の課題にチームで取り組む「プロジェクト演習」の一環。町職員の業務効率化に役立ててもらおうと、観光客から問い合わせの多いバス停の位置や飲食店のメニューなどを盛り込んだマップを作って公開している。
フィールドワークには情報分野グループの1年生3人とサポート役の2年生2人が参加し、町職員の案内で温泉街を散策。すでにマップに掲載している自動販売機やバス停の情報更新や写真の撮り直しを行ったほか、町から新たに追加を依頼されたベンチなどの休憩スポットも調査した。
町企画健康課の米田亮平さん(28)は「2年目はどんなマップになるのか楽しみ」と期待。大田智史さん(18)は「これまで三朝町には訪れたことがなかったが、多くの魅力を発見できた。魅力がお裾分けできて必需品になるようなマップを作りたい」と話した。
(伊垢離真奈)