NIE(教育に新聞を)の取り組みとして、鳥取市国府町新通り3丁目の青翔開智高で1月30日、山陰中央新報社鳥取総局の桝井映志総局長(53)をゲストティーチャーに迎えた出前授業が行われた。1年生50人が記者の仕事や取材のやり方について学び、情報が記事になる流れを理解した。
桝井総局長は、情報の見極め方を実例を交えて説明し、「発見や意外性、共感できるかといった視点で取捨選択し、一番面白い内容に焦点を当てて書く」など、まとまりある記事に仕上げるこつを伝授した。特ダネをつかんだ際の裏話も披露し、生徒らは興味深そうに聞き入っていた。
チャールズ義伸波音レオさん(16)は「記事の裏側を知ることができておもしろかった。読むときの視点が変わると思う」と話した。
同29日には、同校の中学3年生2クラスで新聞の読み比べ授業を実施。読売新聞の岡田健彦支局長、毎日新聞の阿部浩之支局長を迎えて行われた。