鳥取県が進めるふるさとキャリア教育の周知や推進を図る県教育研究大会「ふるさとキャリア教育フェスティバル」が1日、倉吉市のエースパック未来中心で開かれた。県内の企業関係者と高校生が「ふるさと鳥取の魅力とこれから」をテーマに討議し、来場した児童生徒や保護者らが郷土愛を再確認した。
県内3企業と米子南高生4人が登壇し、各自が思う鳥取の魅力や課題について意見を交えた。このうち、同校調理コース3年の葉狩桂さんは「良いところはたくさんあるのに知名度が低い」と指摘。卒業後は地元の旅館で調理師として働くことに触れ、「おいしい食材などの鳥取の魅力を県外の人にも伝えたい」と力を込めた。
自分自身の夢と鳥取の未来についても語り合い、商業学科2年の逸見一葉さんは「進学などで県外に出ることになっても『私が鳥取県民だ』と胸を張って自慢できるように、自分から魅力を発信していきたい」と話した。
県内小中高校生が手掛けた地域の魅力を紹介する動画の表彰式もあり、各部門の受賞作品が放映された。