全球入魂 白熱の攻防 若桜で西日本雪合戦大会

 若桜町の冬恒例のイベント「第30回西日本雪合戦大会」(同町など主催)が2日、同町若桜のふれあい広場であった。今月末に北海道で開かれる全国大会への出場権をつかもうと、鳥取市や島根県などのチームが激しい試合を繰り広げた。

 全国大会の出場権が得られるAリーグなど4部門に44チームが参加。1チーム7人で、相手陣地内の旗を取るか玉に当たらなかった人数が多い方が勝者となる。近年続く雪不足で広場に積雪はなかったが、「試合の雪玉には本物の雪を」と氷ノ山から雪を運んだ。開会式では県出身の元プロ野球選手・川口和久さん(65)が「全球入魂で頑張ってください」と激励した。

 選手らは玉よけの壁に隠れながら相手選手の隙を狙って玉を投げるなど、次々と攻守が入れ替わる試合を展開した。玉を当てたり、相手陣地内に果敢に攻め込みチームの旗を取ったりするなどの好プレーに、観客からは歓声が上がった。

 鳥取大の友人らとAリーグに参加した工学部4年の原田歩さん(22)は「旗を取れて気持ちよかった。雪玉が割れやすく難しかった」と話した。

 各部の優勝は次の通り。

 Aリーグ=ちーむいしだ(島根県)▽Eリーグ=TEAMイシダ(倉吉市)▽レディース=雪華(同)▽ジュニア=キング若桜V(若桜町)

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