新温泉町教委は7日、同町の浜坂多目的集会施設で、本年度の「コミュニティ・スクール研修会」を開いた。2部構成とし学校園管理職や教職員を対象にした1部では、コミュニティ・スクール(CS)の実施に向けた学校側の課題や現状について認識を深めた。
講師は県地域連携アドバイザーで奈良県、京都府、愛知県CSアドバイザーの高木和久氏が務めた。
「学校改革とCSの一体的推進」をテーマに高木氏は、具体例を紹介しながらCSの実施に向けて「国は数を増やすことに必死だが、次の地域を担う子どもをどう育て、質を高めるかだ。自分で考える子どもを育てていくかだが、学校だけでは育てられないため地域の力を使って進める」と説明。
学校運営協議会は形だけの組織が多いとして、「何となく行事をして学校関係者評価で終わっていないか」と疑問を投げかけ、「子どもをよくするには先生の夢もかなえなければならない。人の成長を背負っているのは先生方だ」と強調した。