災害時の物資運搬実践 官民ドローン部隊初訓練 湯梨浜

 官民連携のドローン部隊「ドローン・レスキューユニット」の初めての災害対応訓練が11日、湯梨浜町の東郷湖羽合臨海公園周辺で実施された。本番さながらにドローンを使って災害現場の撮影や支援物資の運搬などを実践し、有事に備えた。

 ドローン・レスキューユニットは昨年9月に結成。民間企業11社と県職員ユニット6隊で組織されている。この日は7社と1隊が参加し、大規模地震によりライフラインが途絶し、孤立集落が発生した想定で行った。

 訓練では、同町南谷の南谷多目的広場を仮想の災害現場に設定。同町下浅津の浅津ゲートボール場から東郷池の上空にドローンを飛ばし、撮影した災害現場の映像を県庁災害対策本部に送信した。このほか、ドローンで衛星携帯電話を運んで災害現場とやりとりし、飲み物や毛布、救急箱など支援物資を運んだ。

 県危機管理部の木下章危機管理専門官は「初動の情報収集に関する訓練。ドローンは人の踏み込めない所で活用できるので、手応えのある訓練になった」と話した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事