江戸の破天荒画家の旅絵日記。品位はないけど、研究者が絶賛する理由とは…

  •  鯨漁で仕留め浜に引き揚げた鯨の背に登った司馬江漢(西遊日記、日本古典全集刊行会。国立国会図書館デジタルコレクションより)
  •  江漢が現在の三重県四日市市を訪ね描いた日永つんつく踊りの様子(西遊旅譚、国立国会図書館デジタルコレクションより)
  •  江漢がスケッチした鯨漁の様子(西遊旅譚、国立国会図書館デジタルコレクションより)
  •  江漢も見た長崎県時津町にある奇岩「鯖くさらかし岩」
  •  江漢がスケッチした鯖くさらかし岩(西遊旅譚、国立国会図書館デジタルコレクションより)

 約240年前。江戸から長崎まで物見遊山の豪勢な旅をした奇才がいた。画家であり随筆家でもあった司馬江漢だ。江漢の絵入り旅日記は、日本文学の研究者から絶賛されているが、古文の授業で習った記憶はない。

 理...

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