親子の田植えを通して米や農業への理解を深める「米フェスタ2023おいしい米づくりにトライ!」(米フェスタ実行委員会、JA鳥取西部、新日本海新聞社主催)が28日、伯耆町丸山のふれあい交流田で行われ、親子連れなど約100人が秋の収穫を楽しみに苗を植えた。
同フェスタは収穫祭を行う10月までの年間イベントで、今年で36回目。コロナ禍で見合わせていた親子での参加募集を4年ぶりに再開した。
開会式で実行委員長の中西広則JA鳥取西部組合長が「体験を通して食の大切さや米への理解を深めてほしい」とあいさつした。
ふれあい交流田は約20アール。はだしになった参加者は約80メートルの田植え綱に沿って一列になり、田を管理する丸山集落営農組合の組合員の指導で、コシヒカリの苗を丁寧に植えた。田植えは初めてという子どももおり、顔を泥だらけにしながら、田んぼの感触を楽しんでいた。
水路での魚のつかみ取りや、さんだわらと呼ぶ米俵のわらのふたを投げるゲームもあり、会場には子どもたちの笑顔があふれた。
福米東小6年の上田蒼斗さん(11)は「田植えは初めて。一つ一つ植えていくのが楽しかった。家族で稲刈りにも参加したい」と話した。