東電原発事故は「勝てる事件だった」。刑事裁判で旧経営陣の責任を追及した弁護士の悔い

なぜ無罪決着に終わったのか、9年半の闘いに思うこと

  •  共同通信の単独インタビューに応じる石田省三郎弁護士
  •  原発事故強制起訴の経過
  •  2012年8月、弁護人を務めた東電女性社員殺害事件を巡り記者会見する石田省三郎弁護士
  •  東京電力旧経営陣3人の強制起訴が決まり、垂れ幕を掲げる「福島原発告訴団」のメンバー=2015年7月、東京地裁前
  •  元東電幹部を強制起訴する検察官役に指定され、記者会見する石田省三郎弁護士(中央)ら=2015年8月、東京・霞が関の司法記者クラブ

 未曽有の大事故から14年、東京電力福島第1原発事故で強制起訴された旧経営陣は無罪が確定し、刑事裁判が終結した。この事件は、検察が旧経営陣をいったん不起訴にしたが、市民で構成される検察審査会が「起訴す...

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