「オウムの村」で監視を続け、写真千枚を撮った男性は今も「地下鉄サリン事件は防げたんだ…」と悔やむ

サティアン並ぶ上九一色村で教団と対峙(上)【地下鉄サリン事件30年】

  •  山梨県の旧・上九一色村でオウム真理教の立ち退きを求める住民運動を先導した竹内精一さん=2025年2月
  •  山梨県旧上九一色村周辺にあった主なオウム真理教の施設
  •  「第7サティアン」跡地で話をする竹内精一さん=2025年2月
  •  オウム真理教の教団施設「サティアン」跡地で話をする竹内精一さん=2025年2月、山梨県富士河口湖町
  •  山梨県上九一色村(当時)に建つ「第2サティアン」(右)などのオウム真理教施設=1995年2月

 高さ3メートルの塀が立ち並び、中の様子は見えない。そこから白装束の団体が出てきて行進をし、大音量のお経のような「マントラ」を夜通し流す。目が見えにくくなるような異臭が漏れてくることもあった。

 オウム...

残り 3595 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事