バドミントンの2023世界ジュニア選手権でダブルス女王に輝いた田口真彩さん(19)=ACT SAIKYO=と鳥取県唯一の女子クラブチーム「チアフル鳥取」のメンバーらを招いた日本海新聞スマイルキッズプロジェクトのバドミントン教室が29日、鳥取市天神町の鳥取産業体育館で開かれた。県内外の小中学生約100人が参加し、トップレベルの技術を学んだ。
田口さんやチアフル鳥取のメンバーらがレベルごとに分かれた小中学生を相手に対戦形式でラリーしたほか、高く遠くへ飛ばす「クリア」とスピードのある「ドライブ」などの打ち方を指導した。
選手同士の模擬試合では、指導時の和やかな雰囲気から一変。ラケットの風を切る音が聞こえる激しい打ち合いが展開され、子どもたちは食い入るように観戦した。
ユニホームやラケットなどが当たる抽選会もあり、ラケットが当たった米子市三本松4丁目の石谷希美さん(13)は「田口選手のように強くなるため練習で使いたい」と笑顔だった。
26年5月1日に日本海新聞復刊50周年を迎えるのを記念した特別記念事業の一環。スポーツを通じて子どもたちの体力や技術面の向上のほか、心の健全な育成を目指している。県バドミントン協会の創立70周年記念も兼ねて実施された。