鳥取市の鳥取砂丘コナン空港で30日、愛称化10周年の記念式典が開かれ、10年ぶりにデザインが一新された巨大トリックアートがお披露目された。空港内は大勢のコナンファンでにぎわい、記念切手の販売、スタンプラリーなど各種イベントが繰り広げられた。
トリックアートは、2015年3月の愛称化を記念して国際線ターミナルの床にフォトスポットとして整備された。北栄町出身の青山剛昌さんの人気漫画「名探偵コナン」のキャラクターが縦18メートル、横8メートルにわたり描かれている。
新デザインは鳥取砂丘を舞台に、主人公の江戸川コナンや灰原哀など少年探偵団のメンバーや、人気キャラクターの服部平次、遠山和葉が登場。二十世紀梨やスイカなど鳥取県の特産品も、みずみずしく表現されている。
式典には、平井伸治鳥取県知事や深沢義彦鳥取市長、青山さんの両親らが出席した。コナン君とおそろいの赤いちょうネクタイを着けた平井知事は「魅力あふれるキャラクターと食パラダイス鳥取にふさわしいトリックアートが、空港のシンボルとして親しまれてほしい」とあいさつした。
神奈川県藤沢市から両親と旅行で訪れた吉田莉音ちゃん(5)は「コナン君は格好いいし、灰原哀ちゃんも大好き」と笑顔で話した。