鳥取県立美術館が30日、グランドオープンを迎え、旧美術館計画の凍結・白紙から四半世紀を経て、県の“ど真ん中”に県民待望の美術館が誕生した。
倉吉パークスクエア、国史跡・大御堂廃寺跡に隣接する白亜の殿堂。鉄骨・鉄筋・コンクリート造3階建て、延べ床面積1万598平方メートルで、1階は無料で入館できる交流スペース、2・3階に大小六つの展示室を備え、収蔵品は美術作品や関連資料など計1万点を超える。
県中部の文化・芸術拠点として年間20万人の入館者数を目標に掲げ、地域活性化の起爆剤の役割が期待される。初日は開館と同時に県内外の市民や美術ファンが大勢来館し、国内外の名作を鑑賞した。