本紙「日本海詩壇」の選者を務める足立悦男さん(78)=境港市新屋町=が、詩の公募賞「第26回白鳥省吾賞」(宮城県栗原市など主催)で一般の部の最優秀賞を受賞した。少年時代の思い出をもとにした、「地引き網」と題した散文詩。生命の躍動感あふれる描写が審査員から高い評価を得た。
同賞は、民衆詩派の代表的詩人で知られる白鳥省吾(1890~1973)を顕彰して設けられ、「自然」「人間愛」をテーマにした詩を公募している。足立さんは10年前から本格的に詩作を始め、詩誌「菱(ひし)」同人。同賞へは3度目の応募で、一般の部(高校生以上)857編の中から見事、最高賞に輝いた。