考えなくても手が動き出す 「からだ 世界」(4)陶工として生きる

作業をずっとしていたい いつの間にか根付いた自然観

  •  ろくろを蹴って回し、皿を成形していく黒木昌伸。「僕はこつをつかむのが下手だった」と話す。隣では父富雄が作業をしていた=2024年11月、大分県日田市(撮影・林昌三)
  •  登り窯に薪をくべる黒木昌伸。「窯の中がいかによく見えるかが勝負」といい、窯焼きの際は眼鏡をかける=2024年12月、大分県日田市(撮影・林昌三)
  •  カップの仕上がり具合を確認する黒木昌伸=2024年11月、大分県日田市(撮影・林昌三)
  •  成形した器を乾燥させるために外に出す黒木昌伸=2024年11月、大分県日田市(撮影・林昌三)
  •  黒木昌伸の年表

 薄闇の集落で、登り窯からゆらゆらと煙が立ちのぼっていた。昨年12月のある日。真夜中過ぎの大分県日田市の皿山地区。陶工の黒木昌伸(くろき・まさのぶ)(46)が窯に薪をくべると炎がぱっと噴き出し、顔が赤...

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