紙芝居や動画使い養殖ギンザケ説明 園児に食育、給食も

 境港市の美保湾沖で養殖されるギンザケ(境港サーモン)を題材にした食育活動「銀ざけ集会」が22、23の両日、同市内の幼稚園・保育園で開かれた。園児たちは紙芝居などでギンザケ養殖について学び、給食でフライなどにして味わった。

 美哉幼稚園(同市明治町)では23日、0~5歳児87人を対象に行われ、ギンザケを養殖する弓ケ浜水産(同市竹内団地)の岩原慶郎さん(37)が講師を務めた。紙芝居「さけのギンちゃん」の読み聞かせと動画で、山の中の池で卵から育てた稚魚を美保湾で大きく成長させ、出荷するまでの過程を子どもにもわかるように説明した。

 園児たちは魚粉と大豆でできた餌に触って匂いをかぎ、美保湾でギンザケが元気よく泳ぐ様子やポンプとホースを使って吸い上げる水揚げの動画に興味津々。給食にはサーモンフライが提供され、境港の春の味覚に舌鼓を打った。

 同集会は2013年度から、弓ケ浜水産の協力で市が毎年実施。今年も同社から給食用などに66・5キロのギンザケが無償提供された。

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