JA全農とっとり(鳥取市、尾崎博章県本部長)主催の「鳥取すいかセレモニー」が5日、大阪市福島区の市中央卸売市場本場で開かれた。今年はコロナ禍を経て4年ぶりに試食会が復活。シーズン本番を迎えた鳥取の夏の味覚を市場関係者にアピールした。
大阪中央青果・果実売場を会場に「琴浦」「大栄」「倉吉」のスイカを産地別に堂々展示。尾崎本部長は「今年は例年のように、ひょうや霜の被害もなく良いスイカに育っている。市場の皆さんの努力で価値に見合った値段を付けていただき感謝申し上げたい」と謝辞を述べた。仲卸組合代表として大阪本場仲卸協同組合の冨上結生副理事長は「量が価格に反映される。今年も関西地方を中心に大量に出荷していただけるようお願いしたい」と期待を込めた。
試食会では各産地のスイカが豪快に切り分けられると、関係者がさっそく食べ比べ。異口同音にシャリシャリした食感や甘味、みずみずしさを絶賛していた。