ウサギにまつわる伝承やゆかりの地を抱える鳥取県は８日、ダンスを通じて“ウサギの聖地・鳥取県”を全国に発信する「うさぎダンスプロジェクト」を始動させた。全国から、ウサギをテーマにしたダンスの動画を交流サイト（ＳＮＳ）で募集し、コンテストを開く。
７月中旬から８月中旬までに動画を募集し、１０組程度を優秀者として選出し、９月中に鳥取市の白兎海岸周辺で開く「うさぎダンス・ファイナル」で最優秀者を決める。コンテストに先立ち、県庁若手職員有志でつくる「とっとり白うさぎダンサーズ」が、白兎神社にオリジナルのダンスを奉納する予定だ。
８日は同市のとりぎん文化会館でキックオフ会議が開かれ、ウサギに関する商品やマスコットキャラクターを持つ団体や企業が参加した。同ダンサーズの大西大輝さん（２７）が「１２年に１度のチャンス。躍動感がありみんなが楽しめるダンスにしたい」と決意表明した。
平井伸治知事はプロ野球・日本ハムのチアガールがブームを巻き起こした「きつねダンス」をライバル視し、「（うさぎダンスが）白うさぎ年のシンボリックな動きになれば」と期待を寄せた。
