苗植え体験や地元グルメ 皆生地区ほ場完成フェス 親子連れら満喫

 営農しやすいように農地の大区画化を進めてきた日野川近くの「皆生地区ほ場」(米子市皆生2丁目)が完成し4日、記念イベント「まちなか農業フェス」が開かれた。多くの家族連れらが芋の苗植えや地元食材を使ったグルメに舌鼓を打ち、農業の魅力を満喫した。

 土の中に埋まった野菜型の玩具を掘り出す遊びやイチゴの収穫体験、地元食材を使ったグルメの販売コーナーなど多彩な催しが、ほ場(10・6ヘクタール)の各所で行われた。

 サツマイモの苗植え会場では、子どもたちが農業法人シルクファーム(同市富益町)のスタッフから手ほどきを受けながら、細長い器具を使って30センチ間隔で苗を土の中に埋め込んでいった。中には、はだしになって土の感触を楽しみながら作業に没頭する姿も。祖父の家で農作業をしたことがあるという同市皆生3丁目の小豆沢一真君(8)は「難しくなかった。またやりたい」と笑った。

 ほ場は、農地の集約化による生産性の向上や高付加価値化などを目的に、農林水産省の補助金を使った県内初めての農地中間管理機構関連農地整備事業。地権者でつくる皆生地区農地整備推進協議会の安井賢会長は「地域に親しんでもらう新たな場所ができた。特産品開発にもつながる」と期待を寄せた。

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