倉吉農業高の生徒が、倉吉市国府の学校実習田でロボット田植え機の実演講習体験を行った。「スマート農業」を取り入れた授業として開かれ、生徒は作業の見学や乗車体験を通して先進技術を用いた農機具について知識を深めた。
食品科流通コース2、3年と同科の1年約50人が参加。課題研究の授業の一環で、農業経営者育成などにつなげることを狙いとしている。講習にはメーカー担当者が訪れ、自動運転でほ場全面の植え付けができるなど機種の特徴や使い方を説明。リモコン操作で田植え作業(植え付けや旋回等)が進む様子を見学し、3人ずつのグループに分かれて乗車も体験した。
3年の井勝まおさん(17)は「想像より速くきれいに植えていた。田植えは手間がかかるので自動でできると楽になる」と話した。