サッカーJ3ガイナーレ鳥取を運営するSC鳥取と鳥取県などが、子育て世代の健康増進とスポーツを通じた地域活性化を図る取り組み「おやこスポーツBASE」が3年目を迎えた。走る、飛ぶ、投げる、蹴るなど体を動かす楽しさを体験できるメニューで親子が一緒に遊び、笑顔の輪が広がっている。
5月下旬、米子市皆生温泉3丁目の皆生プレイパークで本年度2回目の取り組みがあり、親子11組が参加した。
等間隔に並んでいる三角コーンの間をジグザグに走ったり、サッカーボールに座ってバランスを取ったりする運動、バスケットゴールにボールを入れる遊びを親子らが目いっぱい遊んだ。長男の戸田道大ちゃん(2)と参加した母親(32)=鳥取市=は「コロナ禍は遊べる機会が少なかった。同年代の子どもと一緒に楽しむことができた」と目を細めた。
主に2、3歳の就学前の子どもと保護者に遊びを通じて体を動かしてもらい、心身の健全育成や子育て世代のコミュニティー創出につなげる。SC鳥取ホームタウン事業部の内間安路さん(38)は「鳥取で子育てしていて楽しいと思ってもらい、新たなつながりが広がってほしい」と話した。