高校野球の強化策の一環で、鳥取県スポーツ特別アドバイザーとして元プロ野球選手の川口和久さん(63)が展開する球児への指導が21日、八頭高で報道陣に初公開された。川口さんは豊富な経験や知見を生かして投手陣を個別に指導し、投球術の向上を図った。
県は今年2月、川口さんにアドバイザーを委嘱。目標として「甲子園での1大会2勝」を掲げ、春季県大会を勝ち上がった鳥取城北、米子松蔭、八頭、鳥取商の上位4校を5月から指導している。
この日で4回目となる八頭での指導で、川口さんは各投手の投球フォームを確かめると癖を見抜き、体の動かし方やマウンド上での考え方などを伝授。「鳥取の球児は純真で一生懸命やってくれている。徐々にプロのノウハウを取り入れてもらい、欠点を消して長所を伸ばしてほしい」と期待した。