鳥取大医学部付属病院(米子市西町)の職員を対象に漫才を通じてコミュニケーション能力の向上を図る「よしもと放課後クラブ漫才ワークショップ」が13日、同市内で開かれた。お笑いコンビ「ミルクボーイ」などが講師を務め、話し方や伝え方を伝授した。
ワークショップは吉本興業のタレント養成スクールなどを運営するよしもとアカデミーが、小中高生を対象に実施している。今回は吉本興業ホールディングス前会長で、同病院の諮問会議外部委員の大崎洋氏が、職員間の交流や患者への接し方の向上を期待し、開催を提案した。
講師はミルクボーイのほか、鳥取県住みます芸人の「ほのまる」や「ツートライブ」などが務めた。参加者はペアになり、ボケとツッコミを考えて講師のアドバイスを受けながら漫才を練習。15組が約300人の前でネタを披露した。看護師の川上晃生さん(38)は「患者さんと話すとき、笑いがあると安心してもらえる。漫才の経験を仕事に生かしたい」と話した。
ミルクボーイの駒場孝さん(37)は「医療従事者ならではの笑いがあって面白かった。ネタを考えるユニークな思考と人前でネタをする度胸が今後に生きれば」と期待した。