熱戦が続く第105回全国高校野球選手権鳥取大会が開催されているどらドラパーク米子市民球場のスコアボードが、来年にも発光ダイオード(LED)式に更新される計画だ。手書きのボードを使用する夏の大会は今回で最後となる中、スコアボード裏でも野球部員が奮闘している。
同球場は1990年に完成した。手書きの名札(縦120センチ、横45センチ)を金属製のボードに貼り付け、入れ替え作業は県西部の野球部員が当番制で担当する。名札の確認作業が始まるのは6月下旬。足りない名字は新たに作り、チーム内に同姓の選手がいる場合は名前の1文字目を加える。今大会は約100枚を追加。米子西、米子東の書道部員が黒い紙に白い塗料で書き入れた。
17日の第1試合の作業は米子高専が担当した。部員7人がオーダー用紙を見ながら先発メンバーの札をそろえ、試合の途中には第2試合の準備も行った。安田泰偲主将は「試合と同じように迅速な作業を心がけた」と額の汗を拭った。