農作業省力・効率化へ アシストスーツ試着、特性体験 鳥取県立農業大学校生ら

 物流や建設などの業界で利用が多くなっている「アシストスーツ」の体験会が24日、農家や鳥取県立農業大学校の学生を対象に北栄町内で開かれた。正しい使い方を知り、農家の作業の省力化と効率化を図ろうと、アシストスーツ協会(横浜市)と県が共同で開催。農家らは腰痛改善や負担軽減などさまざまなアシストスーツを試着し、それぞれの特性を体験した。

 腰をかがめたり、重い収穫物を運んだり、果樹の収穫などで腕を上げ続けるなど身体的負担が大きい農作業。これまでもアシストスーツを導入する動きがあったが、用途や装着方法が理解されず普及が進んでいないのが現状だ。

 同協会に加盟する6企業が参集。長時間の立ち仕事を軽減する腰から足にかけて装着するものや、中腰姿勢を保つものなど脱着が簡単で、電気を必要としないタイプのスーツが紹介され、白ネギやスイカ農家、酪農家らが次々と試着した。

 同農業大学校2年で果樹を専攻する喜多川泰生さん(19)は、立ち作業の負担を軽減するスーツを身に着けると「すごい楽。何時間でも作業ができそう。導入してほしい」と良さを実感していた。

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