丸井氏庭園(倉吉)登録へ 国登録記念物、文化審答申 茶の湯文化、今に伝える 

  • 茶の湯文化を今に伝える文化的価値が評価された丸井氏庭園=倉吉市越中町

 国の文化審議会(島谷弘幸会長)は20日、昭和初期に造られた倉吉市越中町の丸井氏庭園を国登録記念物(名勝地関係)とするよう阿部俊子文部科学相に答申した。保全状態が良好で、同市の茶の湯と造園の発展を今に伝える文化財的価値が評価された。国登録記念物の新規登録は、同市内では2010年の小川氏庭園(同市河原町)以来2例目、県内では16年の摩尼山(鳥取市覚寺)以来4例目。

 丸井家は周辺に多く軒を連ねた料亭の組合を運営していたとされ、1916(大正5)年に家長の岩次郎(1875-1944)が母屋と茶室を新築。町屋造りの建物部分は2017年に国登録有形文化財となっている。

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