手話甲子園に鳥取聾学校 9月、鳥取 予選通過校決まる

 第10回全国高校生手話パフォーマンス甲子園の予選審査の結果が28日に発表され、本大会に出場する15チーム(15校)が決まった。鳥取県内からは、鳥取聾(ろう)学校が出場する。手話言語条例制定10周年を記念する今大会は、4年ぶりの有観客開催となり、9月24日に鳥取市のとりぎん文化会館で開かれる。

 37都府県から過去最多となる69チーム(69校)がエントリー。前回大会まで未出場だった秋田、岩手、栃木、新潟、富山の5県からもエントリーがあり、47都道府県全てで出場チームが誕生した。提出された動画の予選審査は27日にリモートで実施した。初出場で本大会に進出したのは6校で、当日は栃木県立聾学校が選手宣誓する。

 鳥取県勢では、鳥取聾学校が地方ブロック選出校を除く得点の上位5チームを選出する「得点順枠」で3位となり予選を通過した。3年連続7回目の出場となる。そのほか、鳥取城北高▽琴の浦高等特別支援学校▽境港総合技術高▽米子東高-の4校も挑戦したが、惜しくも予選突破できなかった。

 ろう者で演出家、俳優の庄崎隆志審査員長は「内容や表現方法がバラエティーに富み、構成力、技術、チームワークが年々進化している。どのチームも素晴らしかった」と講評した。

 本大会の模様は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で生中継する。

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