境港市の水木しげるロードで土曜夜市が始まった。初日の7月29日は「妖怪仮装パレード」があり、妖怪に扮(ふん)した参加者がロードを練り歩いて沿道の人たちを楽しませた。
パレードは鬼太郎やねこ娘、死神などの衣装を身に着けた約300人が参加。さかいみなとウィンドアンサンブルが演奏する「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などの楽曲に合わせ、妖怪神社近くから休館中の水木しげる記念館前まで約600メートルを歩いた。
砂かけ婆の格好で参加したさいたま市浦和区の女性医師(39)は「子どもの頃から水木先生の作品が大好き。たくさんの子どもたちがパレードに参加していて幸せな気持ちになった」と話した。
土曜夜市は実行委員会と水木しげるロード振興会が主催。ロードがリニューアルした2018年、約30年ぶりに復活した。今年は8月19日まで毎週土曜日の午後6~9時、大道芸人のパフォーマンスや謎解きキーワードラリー、地元バンドの演奏などを週替わりで開催する。