コロナ禍などで中止を余儀なくされていた倉吉打吹まつりが5日、4年ぶりに通常開催される。市制70周年の今年は記念企画も実施。打吹天女のお披露目で華々しく開幕し6日までの2日間、大綱引き「じんしょ」や花火大会などが繰り広げられ、これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らして倉吉を盛り上げる。
初日の5日午後2時から、白壁土蔵群近くの倉吉銀座通りと打吹公園通りを歩行者天国とし、多くの出店が軒を連ねて多彩なイベントが行われる。
同3時に市役所第2庁舎で開幕式があり、事前選考で決まった2人の打吹天女が発表される。同6時には市制70周年記念事業として、大綱引き「じんしょ」が62年ぶりに復活。昭和初期まで倉吉を二分するほど活況だった伝統行事がよみがえる。参加者には、じんしょ復活を記念した限定木札が配られる。
恒例の倉吉みつぼし踊りは、日本海ケーブルネットワークが生中継(午後7時半~9時)し、当日の様子も放映する。
最終日の6日は倉吉大橋河川敷の飛天夢広場に会場を移し、午後4時からフリーパフォーマンス「WASSO(ワッソ)」、同8時半から飛天花火大会が行われる。例年より千発多い約5千発の花火がフィナーレを飾る。
同まつり実行委員会長の広田一恭市長は「4年ぶりのフルスペック開催。コロナで疲弊した地域経済の弾みとなるよう、皆さんで楽しんでほしい」と盛り上がりに期待した。