創業意欲の向上や身近な課題に目を向けるきっかけにしてもらおうと、米子市立図書館で2日、「高校生のためのビジネスプラン作成講座」が開かれた。米子東高の生徒2組4人が、ビジネスプランの発想方法や作成方法を学んだ。
鳥取県立図書館と「高校生ビジネスプラン・グランプリ」を主催する日本政策金融公庫が主催。同公庫の職員が講師を務めた。
参加者はやりたいこと、できること、求められていることの三つが重なる部分にビジネスチャンスがあることを学び、ビジネスプランの作成に挑戦。図書館職員が薦める参考書籍や新聞記事からヒントを得たり、公庫職員から助言を受けたりしながら、地域活性化につながるアイデアを提案した。
都市部の人が地方の暮らしを体験する「田舎留学」のプランを考えた同校2年の三宅舞依さん(16)は「アイデアを考えたり、現実的なことを話し合ったり、大変だったけど楽しかった。学校の探究の授業に学びを生かしたい」と話した。